たかくんの成長

大学1年生、たかくんの成長を綴ります。学習記録や学生生活に関することが多いと思われます。

この猛暑は、地球温暖化のせいなの?(細かい話)

この猛暑は、地球温暖化のせいなのだろうか?(だいぶ細かい話)

 

ここ数日のうだるなような暑さ。こんなの今まで経験したことないよ、、やっぱりこれは地球温暖化のせいなのかな?うん、きっとそうに違いないよ。

と、こんな風に感じる人はとても多いと思います。僕もその一人だったわけですが、最近自分の取っている授業の中で地球温暖化に関する講義があったので、そこでの知見をシェアしたいと思います。

 

気象と気候の違い

地球温暖化を説明するために、まず気象と気候の違いについて触れましょう。

 

気象:ある瞬間の天気を切り取ったもの。時間のスケールとしてはせいぜい数分から数日程度。 

気候:気象現象を長期間に渡り観察し、統計的に割り出した大気の総合的な移り変わりの様子。時間のスケールとしては数十年単位

 

詳しくは気候 - Wikipediaなどをどうぞ。

 

 

これらの違いから言えることとして、

数日の猛暑は、気象の問題であり、地球温暖化は、気候の変動の問題であるということ。ここでそれらのタイムスケールをもう一度ご確認ください。気象は、数分から数日程度。気候は数十年単位の気象の変動です。

 

 

では、最近の猛暑は、地球温暖化のせいなのか?

先ほど、気象と気候の違いを確認した通り、数日の猛暑と地球温暖化とでは扱っているタイムスケールが全く違います。数日の猛暑の原因を、〇〇のせい、と探るのならば、それは高気圧のせいであり、雲の少なさであり、雨の少なさのせいなのです。よくよく考えてみれば当然なのですが、数日の猛暑の原因を数十年単位地球温暖化という大きな気候変動問題に求めるのは、実はおかしいのです。

 

ここで面白いのが、このように言われると、まるで最近の猛暑が地球温暖化と関係ないものだと言われているように感じてしまうところです。これを言われた時には僕もそう感じました。(いや、少数派ですかね?)

 

実際には、気象庁発表の世界の平均気温の推移を見てもわかるように

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世界の平均気温が年々上昇しているという事実は疑いようがありません。

 

 

このようなデータを知った上で、アッツアツの連日の40℃を体感してしまうと、ついついこれらの気象地球温暖化という気候問題に結びつけてしまいがちですが、本来この2つの事柄は直接的に結びつけられるものではないのです。

 

数日の猛暑は、地球温暖化という数十年の大きな視点でみれば、気温の高い日のサンプル数がほんの少し増えたにすぎず。逆に地球温暖化目線で言えば、最近の猛暑に対しては、あくまで数十年間の大量のデータの蓄積のなかから、どうやら暑い日は数十年前に比べて増えつつあるようだ、ということが言えるだけなのです。 

 

 

地球温暖化の本質は、気温の上昇する速度だ

 

また、最後にその講義の中では、地球温暖化の最大の問題点についてこう述べておられました。地球温暖化の本質は、気温の上昇する速度である、と。

いわく、数千年から数万年の単位で見れば、このような気温の変動は当然のように今まで起こっているが、これほど速い速度で気温が上昇するという例は極めて稀であると。

地球温暖化が語られる時、多くの場合その気温の上昇の結果が問題とされますが、その本質は気温の上昇する速度であって、これが異常なのだと。

 

非常におもしろい講義でした。

 

 

それでは